小説

ブロリー二号は胡坐をかく〔4〕

 当然だが、操縦室に着いた途端パラガスに怒られた。めっちゃ怒られた。  でたらめな動きで操縦室に入室した事もだが、それよりもガルハッタが停止した瞬間、ブロリーが目を回して膝から崩れ落ち…そうになった。ガルハッタが抱えていたから未遂だったが。  慌ててガルハッタからブロリーを奪い必死に声を掛けているが、ブロリーは小声でうるさい…と文句を言っている。吐き気にやられている時に傍で騒がれると最悪な気分になるよなぁ、わかる、とガルハッタは何故か共感モードに入っていた。 「良い歳をした大人がいったい何をしているんだ……」  疲れた顔で吐息混じりに小言を吐くパラガスだが、ガルハッタに堪えた様子はない。 「すまんなぁ、ブロリーの反応が可愛くてついな」  ほっこりとした笑顔で答えるガルハッタを見て、パラガスは複雑そうな表情で自らの背後を見下ろした。手負いの獣のようにパラガスの背後へ隠れたブロリーは、全身を隠すようにパラガスの白いマントを掻き集めて纏い沈黙を保っていた。マントの中に引きこもっている、という表現の方が正しいかもしれない。 「本当に大丈夫か、ブロリー」 「…………」 「ゲロっても構わんぞ? 口ん中が気持ち悪いだろう。瞬間移動で連れてってやろうか?」 「……うるさい……」  取り付く島もなし。ガルハッタがパラガスと目を合わせるも、パラガスは無言で首を横に振った。ブロリーがこういう状態になったら何をしても無駄だと経験で理解しているからだ。  こちらから何もしなくとも時間経過で落ち着いてくれるのでいつもならそっとしておくが、今回は対応に悩んでいた。何故なら目的地である星へと既に到着し、着陸すら終わらせているからである。宇宙船の大きな扉を開けば色濃い土の大地に草木が生え茂った地面と青空が出迎えてくれるのだ。  売却用の貿易品や買い物後の購入品を運ぶための車の準備も事前に済ませており、あとは出発するだけ。 「どうすっかねぇ。今回は俺一人で行ってくるか」 「そうだな。頼めるか」 「はいよ。こうなったのも俺が原因だしなぁ。まあ、あんたらがいなかった時は一人でやってたんだ。大丈夫さ」 「ブロリーが落ち着いたらオレも何かしら食べれるものを狩りに行こう。食料は毎回のように物足りなくなってしまうからな……」 「おお、それはありがたいなぁ。あんたらがいれば食い物はいくらあっても困らんだろう。ははは!」 「ふっ、そうだな」  軽く笑い合いながら、ガルハッタは外出用の装備を身に付けて宇宙船の外へ足を向けた。その時、パラガスは自身のマントが少し動いた事に気が付いた。  ブロリーに気付かれぬよう最小限の動きで背後を確かめて見ると、マントが少しだけ持ち上げられて外を窺うための隙間ができているのがわかった。 (自らの失態に照れているだけのようだし、この様子なら割とすぐにマントから出て来そうだな) 「ブロリー、椅子まで移動するぞ」  パラガスはうんうんと静かに頷きながら、ゆっくりと近くの椅子まで移動した。マントにくるまっているブロリーもそのままの状態でもそもそと追従する。 「……おとうさん……」  パラガスが椅子に座りブロリーもその足元で再びマントにくるまると、隠れた状態のまま静かな声を出した。 「ん? どうした」 「くうちゅうせん、したい」 「空中戦……ああ、そうだな。そういえばやったことはなかったな。食料を集め終わったらやってみるか」 「うん」  心持ち嬉しそうなブロリーの声音を聞いて、パラガスは柔らかく微笑んだ。  きっとガルハッタから教えてもらったのだろう。ガルハッタが言い始めた『初挑戦には父親の許可が必要』というルールのおかげで、ブロリーが知らぬ間に危険なことをしでかす回数が減り、口数が少ないブロリーとの会話も増えた。  ガルハッタ親身になってくれるおかげで、自分だけでなくブロリーの心も軽くなっているのがわかる。  惑星ベジータは滅亡し、生き残ったサイヤ人がいるかどうかも自分達以外はわからない。生き残った当初はベジータ王に対して憎しみを募らせていたが、彼は自らの星と共に死んでしまっているだろう。復讐したくてもできないとわかっている今、パラガスは不完全燃焼のようなやりきれない思いを抱えていた。  ふと足元にある白い塊を見やる。  先のことはまだわからないが、やるべき事はある。それはブロリー、我が息子を立派に育て上げることだ。戦闘力一万で生まれたエリート中のエリート。それに相応しい強さのサイヤ人に、ブロリーを。  パラガスは目を瞑った。急がなくても良い。時間はまだまだある。パラガスはブロリーがマントから出てくるまで、じっくり待つことにした。 「さぁて。あらかた片付いたかね」  持ってきたものを売り、めぼしい物を仕入れ、時には物々交換などで交渉し、住民の悩みなどを解決する代わりに物資を得るなどして、一月分ほどの食材と保存食を詰め込んだ車に乗り込んだ。一息ついたガルハッタはそう呟いて、宇宙船へ戻るための道を車の排気ガスと共に進む。  小規模の村や町がぽつぽつとある程度の文化レベルの星だが、気の良い住人が多くいた。宇宙船が来訪することもたまにあり、他の星の技術や物資で少しずつ進歩しているのだと老人が語っていた。時折見かけた機械や武器がこの星の科学力に不釣り合いだったのは、それが理由なのだろう。平和で穏やかな星なので進歩したとしても良い方向に進むはずだと、ガルハッタはこの星の将来を楽しみに思った。 「……ん? なんだありゃ」  整備されていない土の地面をがたがたと進行していると、少し先の方で人が倒れているのを見つけた。男が一人、うつ伏せに倒れている。 「気の乱れは無いが……気絶してんだとしたら大変ではある……が」  苦しかったり感情が乱れていたりすると、それに同調して生体エネルギーは多少なりとも乱れる傾向がある。しかし気絶などして意識がないと生体エネルギーは生来の量より減少し、乱れをあまり感じ取れなくなってしまう。  何のトレーニングもしていない一般人は気が小さく他の動物と混ざって感じ取りにくいが、さすがに正常な気か否かくらいは判別できる。  発作で気絶してる可能性はあるが、この辺りは荒野が広がっていおり建物なども見当たらない。この先にはガルハッタの宇宙船があるだけだ。  もう一つ可能性を考えるのであれば……。 (追い剥ぎかね……見るからに大荷物を運んでるからなあ……)  とりあえず近付かないことには始まらない。  車に運転しながら倒れている男の傍まで近寄ってみる。 「よう。大丈夫かい?」  ガルハッタは乗っていた車を停車させて、運転席のドアに腕を乗せて少し身を乗り出しながら声をかけた。屋根や窓などは荷物を乗せるために取っ払っていたため、お互いの様子は丸見えだ。  しかし倒れ伏している男は身動ぎも呻きもせず、その代わりかのように、パンッと一発、乾いた音が鳴り響いた。  日が暮れ始めた上空で、微かに聞こえた破裂音に反応してブロリーが彼方へと視線を向けた。 「ブロリーどうした」 「……音が聞こえた……」 「音?」  ブロリーの視線を追い、パラガスも遠くへ目を向ける。その方向には遠目に小さな村が、その先には町が見えた。ガルハッタが車に乗り込んで向かった原住民達がいるであろう方角だ。大きな音が響いてきても何らおかしくはない。  パラガスがブロリーへ視線を戻すと、その顔が徐々に怪訝なものに変わっていく。 「…………ガルの気が、小さい……?」  ブロリーの小さな呟きを拾ってようやく、パラガスは組み手の構えを解いて周囲の気を探ることを始めた。そうして、ガルハッタが意外にも近くまで帰って来ていたことに気付く。彼から感じる気がいつもの半分ほどしか無いことも。 「どういうことだ……いったい何が……」  そう戸惑っている間にも、ガルハッタの気は少しずつ減っているようだった。  ボッと瞬間的にブロリーの気が上がり、そちらに顔を向けた時には既に、ブロリーは凄まじい速度でガルハッタがいるであろう場所へ向かって飛び去っていた。 「待て、ブロリー!」  慌ててパラガスも後を追った。ガルハッタも心配ではあったが、それ以上にブロリーを単独行動させることに不安があったからだ。  ブロリーの姿を見失わぬよう空を飛ぶも、パラガスの胸中に嫌な予感が湧き上がる。それは奇しくも、生まれたばかりのブロリーの戦闘力が一万であると耳にした時、喜びと共に感じた一抹の不安に酷似していた。 「が……っ!」  首に衝撃を受け、ガルハッタは助手席に倒れ込むように態勢を崩した。首を動かそうとすると激痛が走り、熱を帯びていく。  息はできる。状態を確認しようと恐る恐る探ると、ぬるりとした液体に指先が滑った。血だ。首元の衣装が重く湿りだし、心臓の鼓動と同じリズムでどくどくと流れだす。  警戒していたのだからバリアくらいは張っておけば良かったと後悔してももう遅い。技は豊富に知っているが気の量自体はあまり多くないので、普段から節約しながら使用していたのだが。今回はそれが致命的だったようだ。  ガルハッタが使える傷を治す回復術は自分自身には使用できない。負ってしまった怪我にはなすすべが無く、悪足掻きのように傷口を手で押さえるくらいしか出来なかった。 「よっしゃ当たった!」  少し離れた場所から知らない男の声が聞こえ、微動だにしなかった目の前の男が慌てて起き上がった。ガルハッタから逃げるように車の右側へと回り込み、近付いてくるもう一人の男を迎えたようだった。 「アニキ最高っす! 初めての武器を使いこなすなんて!! かっこいいっす!」 「まあ待て。喜ぶのはこの変な宇宙人を完全に始末してからだ」  そんな会話を繰り広げている方へガルハッタが顔を向けると、持っていた拳銃を構える人相の悪い男と目が合った。銃口の照準は間違いなくガルハッタ。この至近距離では外すことの方が難しいだろう。 「気色悪ぃ宇宙人風情が」  銃口を向けられると共に、ガルハッタは自分自身を球体のバリアで囲んだ。  パンッ!  発砲音と共に飛び出した鉛玉はバリアに届いた瞬間、壁に激突したかのように押し潰され、ぽとりと無音のまま地面へと落下した。 「は?」 「弾が、ひとりでに落ちた……?」  バリアが見えないのだろう男達は混乱して、地面の弾と手元の拳銃を忙しなく見比べた。  ガルハッタの纏う気は圧縮した強いエネルギーだと白く見えるが、バリア程度であれば透明に近い。しかも男達は気などと縁の無い一般人だ。感じ取ることもできないだろう。 「ふ、ふざけんじゃねぇ!!」  男は取り乱しながら拳銃を両手で構え、ぶれる照準にお構いなく乱射した。全てを撃ち切ってもなお引き金をカチカチと引き続ける。しかし一発もガルハッタまで届かず、全ての弾が空中で潰れて地面へ転がり落ちたのだった。  理解の及ばぬ現象に、拳銃を持った男は後退り慄く。 「どうなってんだ!?」 「壊れたんですかね……」  拳銃についての知識がほとんどなく、引き金を引けば目の前にいる生き物が死ぬとだけ説明された男達は、故障以外の理由が思い付かなかった。  装填する新しい弾もない。そもそもこの星には拳銃そのものが生まれておらず、宇宙外からもたらされた一品を入手しただけだった。新たな弾を作ることすらできず、もはや見映えだけのガラクタでしかない。 「ちくしょう! だったら殴り殺せばいいだけだ! さっさと死んでその荷物をまるごとよこせ!!」  持っていた拳銃を投げ捨てて、アニキと呼ばれた男はガルハッタへと襲いかかった。しかし。 「ぎゃっ!!」 「アニキ!」  ガルハッタが掴み掛かられる前に、男の顔面を踏み抜くような鋭い蹴りが刺さった。飛んできた遠心力と全体重を全て顔面で受けた男はその蹴りを受けきれず、文字通り吹っ飛ばされた。もしかしたら首の骨が折れているかもしれない、そう思うほどのスピードで。 「ガルハッタ……!」  蹴り飛ばした本人であるブロリーは男が吹き飛ぶ様子すら見届けずに、車の中で白い顔をしているガルハッタに駆け寄った。首から胸元まで赤く濡れているだけでなく、ガルハッタが座っている座席にまで血溜まりが出来つつある。驚き手を伸ばすもバリアがあることに気付き、触れようとした手が途中で止まった。 「ブロリーか……すまんな、油断した」 「……ガルハッタ、バリアを消して。怪我してる」 「ああ、うん……そうだなぁ」  今気付いたとばかりのガルハッタの反応にブロリーは眉をひそめた。普段の穏やかな様子とは違う、寝惚けているような、ぼんやりとした反応だった。  ガルハッタが纏っていたバリアはゆっくりと薄く掻き消えて、その消し方でさえ円を描くように鮮やかに消えていたいつもとは違う手法で、ブロリーは更に戸惑った。 「ガル?」 「ブロリー! ガルハッタ!」  ブロリーから少し遅れてやってきたのはパラガスだ。すぐさまガルハッタに気付いて、流した血の量から容態を察する。  身体が頑丈なサイヤ人と違い、ヤードラット人であるガルハッタは筋肉も脂肪もほとんど付いていない枯れ枝のような貧弱な身体だ。サイヤ人ならかすり傷で済む攻撃もガルハッタだと致命傷になってしまう。足りない血を輸血しようにも、ガルハッタと同じヤードラット人がこの星にいるはずもない。 「ああ……そうか……」  パラガスは諦めの表情を浮かべガルハッタを見やった。解決策は何一つ浮かばなかった。そんなパラガスを見てブロリーは焦る。子どもながらに二人の様子から、ただの怪我ではないと察したのだ。ざわざわとした悪寒がブロリーの背筋を伝う。 「おとうさん、ガルが……」 「う、うわぁああああ!! くっ、首! アニキの首が!!」  離れた場所から絶叫が響き、ブロリーは我知らず額に青筋を浮かべた。今は塵芥に構っている余裕はないのだと。   「……ゴミクズが……」  声の持ち主がいるであろう方向を睨め付けるブロリーを見て、パラガスはこの状況を完全に把握した。そして疲れたようにため息をつく。 「……ブロリー。宇宙船へ戻ろう。あいつらは放っておけ。オレがガルハッタと車を運ぶから」  ブロリーが男達へ向かって行くと思っていたパラガスだが、違った。  ブロリーは怒りから焦りの表情へと一変させ、力なく項垂れていたガルハッタを慌てて覗き込んだ。そしてパラガスへと、普段以上の悲しみを感じさせる表情で振り向いた。 「……おとうさん、ガルの気が無くなりそう……どうしよう……」  表情と同じく今にも泣きそうな声のブロリーに、パラガスは心底驚愕していた。ブロリーが他人のために心を動かす場面に初めて遭遇したのだ。てっきり、ガルハッタについてもちゃんと説明すればすんなり納得するのだろうと思っていたのだが。  情操教育よろしくブロリーに言い聞かせても他人事のような反応で、模範的な解答を導くことはできるのだが、本当の意味で人の心を理解し寄り添うことは難しそうな印象だった。  しかし、単純に自分にとって心を動かすほどの大切なものとそうでないものを線引きしているだけなのであれば……。 (そうか……であれば、ブロリーには教えなければならない。“つらさを伴う別れ”というものを) 「ブロリー。ガルハッタはもう助からない。この怪我は治らないんだ」 「……うそだ」 「うそじゃない。……ガルハッタは、死ぬんだ」  しぬ、と反復するようにブロリーの口が動く。その言葉の意味を理解し、悲しみに歪んでいたブロリーの顔は更に歪んだ。絶望と、無力感と、理不尽さと。  意味がわからなかった。どうしてガルハッタが死ぬのか。あんなに多彩な技を使う人間が、一度たりとも攻撃が通じなかった相手が、どうして死ぬのか。  握った拳がぶるぶると震えた。  考えがまとまらない。  制御できない感情の高ぶりと共に呼吸が乱れる。息を吸うのも吐くのも苦しくて、ハッハッと短い呼吸を繰り返した。 「ブロリー? どうした」  急変したブロリーの様子にパラガスが声を掛けるも、ブロリーは俯いて身体を強張らせたままで。  握った拳と逆の手が、車のドアに手を掛け握り潰した。それでもまだ気が収まらない。頭の中で何かがぐるぐると回っている。  ブロリーのぼやけた視界にはガルハッタが腰掛けている座席と赤い血溜まりが鮮明に映った。更に感情が高ぶり、息が苦しくて、涙が滲む。 「……ブロリー……」  弱々しい声が耳に届き、ブロリーはゆっくりと顔を上げた。目を閉じていたガルハッタが寝惚け眼でこちらを見返している。目が合った瞬間、ブロリーの目から一粒涙がこぼれ落ちた。 「俺は、もうだめだ。すっげぇねむい……」 「……がる……」 「……もう、起きれないくらいねみぃ……。だからな、ブロリー。さよなら、しよう……」 「……いやだ……」 「嫌か」 「やだ、やだやだやだ!! いやだ!」  ブロリーは首を左右に振り、嫌な想像を否定したくて声を荒げた。認めたら、別れを告げたら、ガルハッタがいなくなってしまうような気分に駆られたからだ。しかし現実は、別れを告げずともやってくる。  そんなブロリーを見てガルハッタはふぅと息をついた。従順そうに見えても意外と頑固で、固めた意思を変えることは一度もできなかったことを思い出す。 「そうか……じゃあ、しかたないな……」 「しぬのだめだ……! がる……!」  ガルハッタの腕がゆっくりと持ち上がり、ブロリーの頭に乗せられた。ぎこちない動きで髪をかき乱す。揺れる頭に合わせてブロリーの目尻から再び涙が流れ落ちた。 「……パラガス……あと、頼むわ……」 「ああ、任された」  ガルハッタの途切れ途切れの言葉にパラガスはしっかりと頷き、ガルハッタは目を閉じた。 「がる!」 「……おやすみ……」  最後の息を言葉と共に吐き出すと同時に、ガルハッタの体内に蓄積されていたエネルギーが全て掻き消えた。生きているもの全てにあるはずの体内エネルギー、気が皆無ということはつまり。  ブロリーの頭に置かれていたガルハッタの手がずり落ちる。  その日、ガルハッタと名付けられたヤードラット人の生命活動は完全に止まった。

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2024.11.10
▼ガルハッタについて 『ブロリーは激しい悲しみが引き金で超サイヤ人に覚醒した』という文言を見て、悲しみで覚醒するほどの何かが起こったとしたら『心を許していた誰かに裏切られた、もしくは死んだ』経験をしたのだろうか、という想像で生まれたキャラクターです。 彼の人生は死んで終わり、でも良かったのですが、ブロリーが生き残るルートも見てみたくなったので、生まれ変わって主人公になってもらいました。 ブロリーのクローンなのはただの趣味。双子概念好き。三つ子も良い。 ▼ヤードラット人の血の色 ドラゴンボール超で登場したヤードラット人ジーミズを参考にしています。 アニメのジーミズは明るい赤寄りオレンジ色の舌をしており、悟飯たちも同じ色の舌でした。 なので赤い血と描写させていただきました。オレンジやピンク色の血と迷いましたが。 ▼ヘッドショット 何故ピンポイントで首に当たったのか。 ヘッドショットを狙っていた弾が偶然首に当たりました。サイヤ人ならかすり傷程度に収まるスレスレの場所です。でもあまり鍛えてなかった子供悟空でもブルマのマシンガンが効かなかったな……。